価格が伸びているポンドの動向に注目か

2024.03.06
- 加・BOC政策金利と声明発表
- 米・ADP雇用者数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・1月製造業受注が、前月の0.2%からマイナス3.6%に大幅低下したことを受け、米ドルが米国時間で下落した。米ドル円は150.545から149.698まで低下。今週に入ってから150円台ミドルの突破に暗雲が立ち込めている。テクニカル的には、米ドル円は日足20MA直下に位置しているため、米国時間での要人発言により値が動くのか注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・2月サービス業PMIが、前月の54.3から53.8に低下したにも関わらず、ポンドが対米ドルで上昇した。ポンド米ドルは1.26701.2734まで上昇。4時間足10MAに沿っての上昇が見られた。ポンド米ドルは日足にて75MAに下値を支えられ下値が切り上がっているため、欧州時間での上伸に注目したい。
本日は、8:00に韓・消費者物価指数、9:30に豪・実質GDP、16:00に独・貿易収支、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、ブラジル・鉱工業生産、22:15に米・ADP雇用者数、22:30に加・労働生産性、23:45に加・BOC政策金利と声明発表、24:00に加・Ivey購買部協会指数、米・卸売在庫、米・JOLTS求人、米・パウエルFRB議長の議会証言、28:00に米・地区連銀経済報告がある予定だ。価格が伸びているポンドの動向を慎重に見守りたい。
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