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加・CPIが大幅低下し下落した加ドルの方向性に注意か

相場レポート

加・CPIが大幅低下し下落した加ドルの方向性に注意か

加・CPIが大幅低下し下落した加ドルの方向性に注意か
本日のポイント
  1. 英・公共部門ネット負債
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

前日の米国通貨は、昨日発表された加・1月消費者物価指数が、前年比で前月の3.4%から2.9%に大幅低下したことで、加ドルが対円で急落した。加ドル円は111.432から110.669まで低下。時間足200SMAを下抜けた。4時間足では75MAが支持線となり本日のアジア時間で反発しているため、米国時間での反動の値動きに注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・12月建設業生産高が前年比で前月のマイナス2.2%からプラス1.9%に改善したことで、ユーロが米国時間で最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.0761から1.0838まで上昇。日足200SMAを上抜けての上昇が見られた。日足RSIでは48.5での上昇基調となっているため、しばらくの上伸が見られるのか注視したい。

本日の指標は、8:50に日・通関ベース貿易収支、9:30に豪・賃金指数、16:00に英・公共部門ネット負債、トルコ・消費者信頼感指数、16:20にインドネシア・7日物リバースレポ、17:00に南ア・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、27:00に米・20年債入札、28:00に米・FOMC議事録公表がある予定だ。加・CPIが大幅低下し下落した加ドルの方向性を慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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