休場の米ドルに対し下落したユーロの軟弱性に要警戒か

2024.02.20
- 加・消費者物価指数
- 米・景気先行指数
前日の米国通貨は、祝日により休場となった影響で、米ドルのボラティリティが低下した。米ドルは終日特徴的な値動きを見せず、米ドル円は149.877から150.195の間で小動きとなり、本日のアジア時間では上方向に伸びている。ただ、米ドル円は依然150円台前半での推移となっているため、週末に向けて米ドルが上向いていくかは、慎重に判断したいところだ。
欧州通貨は、ユーロが対米ドルで小幅に下落した。ユーロ米ドルは1.0789から1.0761まで下落。時間足にて三尊天井を形成しての下落となった。日足では依然20MAより下位に位置しているものの、下値は時間足200SMAにサポートされているため、欧州時間で引き続いてユーロが軟化するのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、10:15に中・最優遇貸出金利(ローンプライムレート)、13:00にマレーシア・貿易収支、17:30に香港・雇用統計、18:00に欧・経常収支、18:30に南ア・雇用統計、19:00に欧・建設業生産高、22:30に加・消費者物価指数、24:00に米・景気先行指数、翌6:00に韓・生産者物価指数、6:45にNZ・生産者物価指数がある予定だ。休場の米ドルに対し下落したユーロの軟弱性に、警戒したい。
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