全般的に円高回帰しているクロス円の動向を注視か

2024.02.15
- スイス・生産者輸入価格
- 米・フィラデルフィア連銀景況感指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・MBA住宅ローン申請指数が、前回の3.7%からマイナス2.3%に低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は150.788から150.350まで下落。本日のアジア時間でも下値を更新し、150.152まで下伸している。このまま米CPI発表により急騰した上げ幅分を相殺するのか、米国時間での値動きに注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・1月小売売上高が、前年比で前月の5.2%から4.9%に低下したことで、ポンドが対円で大きく下落した。ポンド円は189.833から188.771まで下落。本日のアジア時間でも下値を掘り下げ、188.631まで下落している。このまま対円にてポンドが弱含んでいき、調整の値動きが継続するのか、強弱性に注目したい。
本日は、8:50に日・GDP、8:55に韓・貿易収支、9:00にシンガポール・GDP、9:30に豪・雇用統計、13:30に日・鉱工業生産、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、ノルウェー・貿易収支、16:30にスイス・生産者輸入価格、17:00にスイス・消費者信頼感指数、欧・ラガルドECB総裁の発言、19:00に欧・貿易収支、22:30に米・小売売上高、米・フィラデルフィア連銀景況感指数、米・新規失業保険申請件数、23:15に米・鉱工業生産、24:00に米・企業在庫がある予定だ。全般的に円高回帰しているクロス円の動向を、慎重に注視したい。
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