急回復したユーロ米ドルの勢いが継続するのか要注意か

2024.01.18
- NZ・非居住者国債保有比率
- 米・住宅着工件数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・12月小売売上高が、前月の0.3%から0.6%に改善し、コア指数も0.2%から0.4%に上昇したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.040から節目の148円を上抜け148.523まで上昇。先月高値に並ぶ水準まで上昇した。ただ、週足では3週連続での急激な円安となっているため、調整の値動きに注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・12月消費者物価指数の確報値が、前月の2.9%と変わらずコア前年比も3.4%でステイとなったことで、ユーロが対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0846まで下落後、急回復。本日のアジア時間でも反発が継続し、1.0903まで上昇した。なおユーロ米ドルは日足75MAタッチからの反発となった。来週のECBに向けユーロが回復するのか注視したい。
本日は、9:30に豪・雇用統計、11:00にNZ・非居住者国債保有比率、13:30に日・鉱工業生産、17:30に香港・雇用統計、18:00に欧・経常収支、欧・建設業生産高、南ア・鉱業生産、19:30にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、21:00にブラジル・IBC-BR経済活動指数、21:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:30に米・住宅着工件数、米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、25:00に米・週間原油在庫、27:00に米・10年債入札がある予定だ。急回復したユーロ米ドルの勢いが継続するのか、じっくりと静観したい。
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