英CPI発表に向けてポンドが回復するのか注目か

2024.01.17
- 中国・鉱工業生産
- 米・企業在庫
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは一時71.5ドルまで下落。現在は72.1ドル付近で推移している。天然ガスにいたっては9%下落し、2.8ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から3.0%低下し939ドル台での推移だ。
為替市場は、本日の英CPI発表を控え、対円で強含んでいたポンドの上値が重くなっている。ポンド円は昨日184.949から186.348まで上昇。その後185円台まで下落し、反落傾向となっている。日足では先月高値を回復するかにみえるが、本日のCPI発表により再びポンドが対円で回復するのか注目したいところだ。
本日の指標は、11:00に中国・鉱工業生産、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、16:45に仏・財政収支、19:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・小売売上高、米・輸入物価指数、加・国際証券取扱高、23:00に米・バーFRB副議長の発言、米・ボウマンFRB理事の発言、23:15に米・鉱工業生産、24:00に米・企業在庫、24:15に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・20年債入札が発表予定となっている。CPI発表に向けてポンドが回復するのか、慎重に静観したい。
過去の相場レポート
2025.07.21
週明けのユーロを含めた通貨強弱性に注目か
2025.07.18
上値が重くなったスイスフランの回復余地を静観か
2025.07.17
反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か
2025.07.16
弱含んだユーロの回復余地を注視か
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か