製造業売上高改善で上昇した加ドル円の上伸性に注目か

2024.01.16
- 独・消費者物価指数
- 米・NY連銀製造業景気指数
前日の米国通貨は、昨日発表された加・11月製造業売上高が前月のマイナス2.8%からプラス1.2%に改善したことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は107.856から108.757まで上昇。時間足20MAを一時的に上抜けた。4時間足では、加ドル円は75MAに下値をサポートされての反発が見られるため、週半ばにかけて加ドルが伸びていくのか、注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・12月卸売物価指数が、前年比で前月のマイナス3.6%からマイナス2.6%に改善したにも関わらず、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0967から1.0933まで下落。時間足ボリンジャーバンド-3σまで下落した。ユーロ米ドルは本日のアジア時間でも下落しており、すでに1.0915まで値を下げている。このままユーロが弱含むのか、じっくりと見極めたい。
本日の指標は、16:00に英・雇用統計、独・消費者物価指数、19:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、20:00にイスラエル・実質GDP、22:15に加・住宅着工件数、加・消費者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、24:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、25:00に米・ウォラーFRB理事の発言がある予定だ。製造業売上高改善で上昇した加ドル円の上伸性に注目したい。
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