米・PPIコア前年比が0.2ポイント低下した米ドルの値動きに注意か
2024.01.15
- 欧・鉱工業生産
- 印・卸売物価指数
先週末の米国通貨は、12日に発表された米・12月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月の0.9%から0.1ポイント上昇し1.0%となり、コア前年比が前月の2.0%から1.8%に低下したことで、米ドルがすべての通貨に対し軟化した。米ドル円は145.562から144.354まで下落。時間足200SMAタッチで下げ止まった。ただ、ドルインデックスは102.4まで回復しているため、欧州時間での値動きに注意したい。
欧州通貨は、先週末金曜日に発表された仏・12月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の3.7%と変わらなかったことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は159.570から158.545まで下落。上位足の週足では、ユーロ円はボリンジャーバンド-2σから中心線の20MAまで回帰しているため、週始めのユーロが対円で回復していくのか、じっくりと見守りたい。
本日の指標は、8:50に日・マネーストックM2、9:00に英・ライトムーブ住宅価格、13:00にインドネシア・貿易収支、15:30に印・卸売物価指数、16:00にスウェーデン・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、欧・貿易収支、20:00にイスラエル・失業率、22:30に加・卸売売上高、加・製造業売上高がある予定だ。米・PPIコア前年比が0.2ポイント低下した米ドルの値動きを、慎重に見極めたい。
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