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今月高値を更新後に軟化しているポンド円の方向性に警戒か

相場レポート

今月高値を更新後に軟化しているポンド円の方向性に警戒か

今月高値を更新後に軟化しているポンド円の方向性に警戒か
本日のポイント
  1. 英・鉱工業生産
  2. 米・生産者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・12月CPIが、コア前年比で前月の4.0%から0.1ポイント低下し3.9%となったことで、米ドルが対ユーロで行って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0930から1.0998の間で推移。時間足20MAを中心とした値動きに留まった。なお本日のアジア時間では、ユーロ米ドルはわずかに上昇傾向を示している。このままユーロが対米ドルで上向いていくのか、慎重に判断したい。

欧州通貨は、来週の英CPI発表を控えたポンドが、対円で小幅に上昇した。ポンド円は185.069から186.162まで上昇。今月高値を更新した。なお本日のアジア時間では、ポンド円は時間足20MAに上値をレジストされ、下方向を目指している。欧州時間に向けてポンドの軟化が見られるのか、じっくりと注視したい。

本日の指標は、14:00に日・景気ウォッチャー調査、16:00にトルコ・経常収支、英・月次GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、16:45に仏・消費支出、仏・消費者物価指数、21:00に印・鉱工業生産、印・消費者物価指数、22:30に米・生産者物価指数、24:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言がある予定だ。今月高値を更新後に軟化しているポンド円の方向性に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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