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値が伸びたユーロが連続して上昇するのか注意か

相場レポート

値が伸びたユーロが連続して上昇するのか注意か

値が伸びたユーロが連続して上昇するのか注意か
本日のポイント
  1. 米・消費者物価指数
  2. メキシコ・鉱工業生産

前日の米国通貨は、米・ウィリアムズ:NY連銀総裁が「インフレ率2%目標到達にはまだ道半ば。利下げ着手は時期尚早」と発言したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は144.315から145.815まで上昇。節目の145円台に乗せ、価格を維持し続けた。なお本日のアジア時間でも米ドル円は145円台を維持しているため、本日の米CPIにて変化が生じるのか警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された仏・11月鉱工業生産が前月のマイナス0.3%からプラス0.5%に改善したこともあり、ユーロが対米ドルで強含んだ。ユーロ米ドルは1.0922から1.0984まで上昇。時間足200SMAを実体足で上抜けた。上位足の日足では、20MAからの上昇乖離となり上向いているため、欧州時間での上伸性に注目したい。

本日の指標は、14:00に日・景気動向指数、18:00に欧・ECB月例報告、20:00に南ア・製造業生産高、21:00にメキシコ・鉱工業生産、22:30に米・消費者物価指数、米・新規失業保険申請件数、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、27:00に米・30年債入札、28:00に米・財政収支がある予定だ。値が伸びたユーロが連続して上昇するのか、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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