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上昇が見られるスイスフランが勢いを維持するのか静観か

相場レポート

上昇が見られるスイスフランが勢いを維持するのか静観か

上昇が見られるスイスフランが勢いを維持するのか静観か
本日のポイント
  1. 欧・雇用統計
  2. 加・住宅許可件数

前日の米国通貨は、米国時間で米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは、1.0922から1.0978まで上昇。4時間足直近高値ラインまで回復した。テクニカル面では、上位足の日足にて20MAを中心とし、上昇傾向が継続しているため、日柄調整を挟んでユーロが対米ドルで上伸するのか、注目したい。

欧州通貨は、昨日発表されたスイス・12月消費者物価指数(CPI)が、前年比で1.4%から1.7%に上昇したことで、スイスフランが対米ドルで上昇した。米ドルフランは0.8521から0.8459まで下落。時間足200SMAを下抜けた。なお本日のアジア時間でもフランが優勢となり、米ドルが下落しているため、欧州時間での値動きに警戒したいところだ。

本日の指標は、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・鉱工業生産、16:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、17:00に台湾・貿易収支、19:00に欧・雇用統計、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:30に米・貿易収支、22:30に加・国際商品貿易、22:30に加・住宅許可件数、26:00に米・バーFRB副議長の発言がある予定だ。上昇が見られるスイスフランが勢いを維持するのか、じっくりと静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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