欧州時間での指標発表によりユーロが上伸するのか注目か
2024.01.08
- 独・製造業受注
- 欧・ユーロ圏投資家センチメント指数
先週末の米国通貨は、5日に発表された加・12月雇用統計にて、失業率が前月と変わらず5.8%となり、雇用者数が前月の2.49万人から0.01万人に低下したことで、加ドルが対円で109.019から108.043まで下落した。加ドル円は、テクニカル的には4時間足10MAに沿っての上昇トレンドが一服し、10MAを割り込んでいる。そのため、週始めの加ドル円が軟化していくのか、慎重に注視したい。
欧州通貨は、先週末に発表された欧・12月消費者物価指数が、前年比で前月の2.4%から2.9%に上昇したことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0877から1.0998まで反発。4時間足200SMAがふたたびのサポートラインとなった。なお4時間足の実体線で1.0971ラインを突破できればダブルボトムとなり得るため、直近高値ラインを抜けるのか、注目したい。
本日は、16:00に独・製造業受注、独・鉱工業生産、独・貿易収支、ノルウェー・製造業生産、16:30にスイス・消費者物価指数、スイス・小売売上高、ハンガリー・小売売上高、16:45に仏・準備資産総額、18:30に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、19:00に欧・失業率、欧・小売売上高、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、24:00に米・雇用傾向指数、25:30に米・6ヶ月債入札がある予定だ。欧州時間での指標発表によりユーロが上伸するのか、慎重に注視したい。
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