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最強通貨となった米ドルが伸びていくのか注目か

相場レポート

最強通貨となった米ドルが伸びていくのか注目か

最強通貨となった米ドルが伸びていくのか注目か
本日のポイント
  1. ノルウェー・消費者物価指数
  2. 米・卸売在庫

前日の米国通貨は、バーFRB副議長が「年内の追加利上げの是非よりも制約的な金利水準をいつまで維持するかが重要な問題」と発言したにも関わらず、米ドルが米国時間で最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0966から1.091まで下落。4時間足20MAより下位での推移となった。このまま米国時間に向けて米ドルが押していくのか、方向性に注目したい。

欧州通貨は、ビルロワドガロー仏中銀総裁が「インフレ2%目標がしっかりと定着すれば、利下げもあり得る。ECBの利下げ時期はデータ次第」と発言したことで、ユーロが対円で横ばい推移となった。ユーロ円は157.191から157.983の間で小動きとなり、本日のアジア時間では158.414まで円安が進んでいる。なお他のクロス円も上昇しており、特にユーロの上げ幅が大きいため、欧州時間での指標発表に警戒したい。

本日の指標は、16:00に独・鉱工業生産、トルコ・雇用統計、トルコ・鉱工業生産、ノルウェー・消費者物価指数、16:30にハンガリー・鉱工業生産、16:45に仏・経常収支、仏・貿易収支21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、24:00に米・卸売在庫、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・10年債入札、29:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。最強通貨となった米ドルが伸びていくのか、慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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