米利下げ観測払しょくで米ドル高が再燃するのか注意か

2024.01.04
- 独・消費者物価指数
- 英・製造業/サービス業PMI
前日の米国通貨は、昨日公表された米・FOMC議事録にて、政策金利は引き締めサイクルのピークに近いとの認識が示された一方、「インフレの持続的な鈍化が明確となるまで、当面は景気抑制的なスタンスが適切」となる意向を公表。金融市場の過度な利下げ織り込みに釘を刺す展開となった。これを受けユーロ米ドルは1.0964から1.0892まで下落。4日続落となった。
欧州通貨は、昨日発表された独・12月雇用統計にて、失業率が前月の5.9%と変わらなかったことに加え、失業者数が前月の2.2万人から0.5万人に減少したことで、ユーロが対欧州で上昇した。ユーロ豪ドルは1.6153から1.6274まで上昇。4時間足20MAから反発した。週足では75MAが下値支持線となっているため、日柄ベースで反発が継続するのか注目したい。
本日は、16:45に仏・消費者物価指数、17:30に香港・小売売上高、17:50に仏・製造業/サービス業PMI、17:55に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、英・製造業/サービス業PMI、21:30に米・チャレンジャー人員削減数、22:00に独・消費者物価指数、22:15に米・ADP雇用者数、22:30に米・新規失業保険申請件数、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、25:00に米・週間原油在庫がある予定だ。米利下げ観測払しょくで米ドル高が再燃するのか、慎重に見極めたい。
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