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米利下げ観測払しょくで米ドル高が再燃するのか注意か

相場レポート

米利下げ観測払しょくで米ドル高が再燃するのか注意か

米利下げ観測払しょくで米ドル高が再燃するのか注意か
本日のポイント
  1. 独・消費者物価指数
  2. 英・製造業/サービス業PMI

前日の米国通貨は、昨日公表された米・FOMC議事録にて、政策金利は引き締めサイクルのピークに近いとの認識が示された一方、「インフレの持続的な鈍化が明確となるまで、当面は景気抑制的なスタンスが適切」となる意向を公表。金融市場の過度な利下げ織り込みに釘を刺す展開となった。これを受けユーロ米ドルは1.0964から1.0892まで下落。4日続落となった。

欧州通貨は、昨日発表された独・12月雇用統計にて、失業率が前月の5.9%と変わらなかったことに加え、失業者数が前月の2.2万人から0.5万人に減少したことで、ユーロが対欧州で上昇した。ユーロ豪ドルは1.6153から1.6274まで上昇。4時間足20MAから反発した。週足では75MAが下値支持線となっているため、日柄ベースで反発が継続するのか注目したい。

本日は、16:45に仏・消費者物価指数、17:30に香港・小売売上高、17:50に仏・製造業/サービス業PMI、17:55に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、英・製造業/サービス業PMI、21:30に米・チャレンジャー人員削減数、22:00に独・消費者物価指数、22:15に米・ADP雇用者数、22:30に米・新規失業保険申請件数、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、25:00に米・週間原油在庫がある予定だ。米利下げ観測払しょくで米ドル高が再燃するのか、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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