ユーロ買い・米ドル売りとなったトレンドが継続するのか注意か

2023.12.27
- 米・リッチモンド連銀製造業指数
- 日・新設住宅着工戸数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・10月S&Pケースシラー住宅価格が、前年比で前月の3.92%から4.87%に上昇したことで、米ドルが対円でわずかに上昇した。米ドル円は142.0844から142.644まで上昇。時間足20MAを基準としての上向き推移が見られた。なお本日のアジア時間では、米ドル円は時間足200SMA直下に位置しているが、200SMAを欧州時間で上抜けた場合は強含む可能性があるため、米ドルに注目したい。
欧州通貨は、ユーロが対ポンドで上昇した。ユーロポンドは0.8660から0.8686まで上昇。4時間足ボリンジャーバンド+2σタッチまで値が伸びた。上位足の日足では、ユーロポンドは200SMAのレジスタンスラインを実体足でしっかりと上抜けているため、このままユーロの上伸が見られるのか、注視したいところだ。
本日は、14:00に日・新設住宅着工戸数、16:00にノルウェー・小売売上高、18:00にスイス・投資家信頼感指数、20:00にイスラエル・鉱工業生産、20:30に印・マネーサプライ、22:55に米・レッドブック大規模小売店売上高、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、25:00に露・鉱工業生産、露・小売売上高、27:00に米・5年債入札、30:00に韓・韓国銀行製造業業況見通し指数がある予定だ。ユーロ買い・米ドル売りとなったトレンドが継続するのか、注意したい。
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