加・CPI変わらずで上昇した加ドル円の上伸性に注目か

2023.12.20
- 米・中古住宅販売件数
- 欧・経常収支
前日の米国通貨は、昨日発表された加・11月消費者物価指数が、前年比で前月の3.1%と変わらなかったことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は106.188から108.275まで約2円上昇。4時間足200EMA直下まで値が伸びた。なお同日に発表された11月鉱工業製品価格も前月から下振れた中での上昇となったため、今月高値の109.649まで上伸するのか、注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・11月消費者物価指数の確報値が、コア前年比で前月の3.6%と変わらなかったことで、ユーロが対米ドルで大幅反発した。ユーロ米ドルは1.0907から1.0986まで上昇。4時間足10MAに沿っての上昇が見られた。なお上位足の日足では、10MAにタッチすることなく下落からの折り返しをしているため、欧州時間でさらなる上昇が見られるのか注目したいところだ。
本日の指標は、16:00に独・生産者物価指数、トルコ・消費者物価指数、英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、18:00に欧・経常収支、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に経常収支、24:00に米・中古住宅販売件数、米・カンファレンスボード消費者信頼感指数、24:30に米・週間原油在庫、27:00に米・20年債入札がある予定だ。加・CPI変わらずで上昇した加ドル円の上伸性に注目したい。
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