Ifo景況感指数の悪化が見られたユーロの動向を静観か

2023.12.19
- 欧・消費者物価指数
- 香港・雇用統計
前日の米国通貨は、同じ米国通貨の加ドルが対米ドルで反落した。米ドル加ドルは1.3349から1.3409まで反発。4日続落を免れた。なお日足では米ドル加ドルはボリンジャーバンド⁻3σにタッチしており、日足RSIも売られすぎサインの30を割り込み26となっているため、米国時間で米ドルの反発が継続するのか、慎重に判断したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された独・12月IFO景況感指数が、前月の87.3から86.4に悪化したにも関わらず、ユーロが対米ドルで小幅上昇した。ユーロ米ドルは1.0890から1.0930まで反発。時間足20MAより上位に躍り出た。なお4時間足では20MAが下値支持線となっており、本日のアジア時間でも上方向に値が伸びている。このまま欧州時間でユーロ米ドルが反発していくのか、慎重に注視したい。
本日は、15:30に日・植田日銀総裁の記者会見、16:00にスイス・貿易収支、17:30に香港・雇用統計、19:00に欧・消費者物価指数、20:00にハンガリー・政策金利、22:00に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、22:30に米・住宅着工件数、加・鉱工業製品価格、加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、23:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、26:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、28:00にNZ・オアRBNZ総裁の発言がある予定だ。Ifo景況感指数の悪化が見られたユーロの動向を、じっくりと静観したい。
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