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ECB明けのユーロの上昇基調が継続するのか注目か

相場レポート

ECB明けのユーロの上昇基調が継続するのか注目か

ECB明けのユーロの上昇基調が継続するのか注目か
本日のポイント
  1. 独・製造業/サービス業PMI
  2. 仏・消費者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・11月小売売上高が、前月のマイナス0.1%からプラス0.3%に大幅改善したにも関わらず、米ドルが終日最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0861から1.1009まで150pips弱上昇。今月高値を大きく更新した。なおテクニカル的には、ユーロ米ドルは週足20MA直下からの大幅上昇となり、形状がエクスパンションになりつつあるため、しばらくの反発上昇に注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・ECB政策金利発表にて、市場予想通り4.5%の据え置きとなったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は153.838から156.057まで上昇。今月安値更新を免れた。なおユーロ円は日足200SMAタッチにて反発し、日足にてダブルボトムを形成するかが焦点となっている。このまま週末にかけてショートカバーからの上伸が継続するのか、注視したい。

本日は、16:45に仏・消費者物価指数、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、18:30に英・製造業/サービス業PMI、19:00に欧・貿易収支、19:30に露・政策金利、22:15に加・住宅着工件数、22:30に加・国際証券取扱高、22:30に米・NY連銀製造業景気指数、23:15に米・鉱工業生産、23:45に米・製造業/サービス業PMIがある予定だ。ECB明けのユーロの上昇基調が継続するのか、週末の値動きを慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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