ECBにてユーロが回復するのか要注目か

2023.12.14
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- スイス・SMI政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、米FOMCにて政策金利の5.5%据え置き発表とともに、パウエルFRB議長が「今日の会合で利下げのタイミングを協議した」「政策金利は今サイクルにてピークに近い水準」と発言。米ドルがすべての通貨に対して弱含んだ。ユーロ米ドルは1.0773から1.0896まで上昇。約120pips上伸した。テクニカル面では、ユーロ米ドルは4時間足200SMAからの上昇となっているため、しばらくの上目線が続くのか注意したい。
欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を前に、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は157.471から154.558まで3円下落。本日のアジア時間でも下値を掘り下げている。なおユーロ円はテクニカル的に日足200SMA直下に位置しており、200SMAを下抜けると大きなサポートを失うため、本日のECBでの値動きに十分警戒したいところだ。
本日は、15:30に印・卸売物価指数、16:00スウェーデン・消費者物価指数、16:30にスイス・生産者輸入価格、17:30にスイス・SMI政策金利と声明発表、18:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・製造業売上高、米・小売売上高、米・輸入物価指数、22:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・企業在庫がある予定だ。ECBにてユーロが回復するのか、方向性を十分に注視したい。
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