独・サービス業PMI悪化で最弱通貨となったユーロが軟化するのか静観か

2023.12.18
- フィリピン・消費者物価指数
- 加・新築住宅価格指数
先週末の米国通貨は、15日に発表された米・12月NY連銀製造業景気指数が、前月の9.1からマイナス14.5に大幅悪化したにも関わらず、同日に発表された米・11月鉱工業生産が、前月のマイナス0.6%からプラス0.2%に改善したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は141.408から142.448まで約100pips反発。安値更新を免れた。このまま米ドルが対円で反発していくのか、方向性に注目したい。
欧州通貨は、先週末に発表された独・12月製造業PMIが、前月の42.6から43.1に改善したにも関わらず、ユーロが欧州時間から最弱通貨となった。ユーロ円は156.496から154.406まで下落。米ドル円が反発する中での対照的な値動きとなった。ユーロ円は4時間足にて20MAに沿って上値を抑えられており、日足では200SMAからの反発継続が失敗となったため、週後半にかけて対円で弱含むのか、警戒したい。
本日は、17:00にチェコ・生産者物価指数、18:00に独・IFO景況感指数、19:30に英・ブロードベントBOE副総裁の発言、20:00にイスラエル・失業率、21:00にメキシコ・総需要、22:00にフィリピン・消費者物価指数、22:30に加・新築住宅価格指数、24:00に米・NAHB住宅市場指数、25:30に米・6ヶ月債入札がある予定だ。独・サービス業PMI悪化で最弱通貨となったユーロが軟化するのか、慎重に見極めたい。
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