対米ドルで反発したポンドの上値余地を注視か

2023.12.12
- 米・消費者物価指数(CPI)
- 独・ZEW景況感指数
前日の米国通貨は、本日の米CPI発表を前に、米ドルが対ユーロで拮抗した。ユーロ米ドルは1.10741から1.0778の間で非常に狭い範囲でのレンジとなり、方向感に欠ける展開が継続した。テクニカル面では、ユーロ米ドルは4時間足200SMA直下に位置しており、日足では200EMAが下値サポートとなっているため、本日米国時間での値動きに注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・12月ライトムーブ住宅価格が、前年比で前月のマイナス1.3%からマイナス1.1%に改善したことで、ポンドが対米ドルで小幅に上昇した。ポンド米ドルは1.2522から1.2588まで約60pips反発。今月安値から回復した。ただ、日足ではRSIが70オーバーからの下降基調が継続しているため、本日米国時間での指標発表に警戒したいところだ。
本日の指標は、16:00に英・雇用統計、19:00に独・ZEW景況感指数、欧・ZEW景況感指数、20:00に南ア・製造業生産高、米・NFIB中小企業楽観指数、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:00印・鉱工業生産、印・消費者物価指数、、22:30に米・消費者物価指数、22:55に米・レッドブック大規模小売店売上高、27:00に米・30年債入札、28:00に米・財政収支がある予定だ。対米ドルで反発したポンドの上値余地を、じっくりと見守りたい。
過去の相場レポート
2025.10.17
対米ドルで上昇したポンドが伸びていくのか欧州時間での方向性を注視か
2025.10.16
最強となったポンドの勢力が維持されるのか欧州時間での値動きを注視か
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か