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米ドルに釣られ最強通貨となった加ドルの上伸性をじっくりと注視か

相場レポート

米ドルに釣られ最強通貨となった加ドルの上伸性をじっくりと注視か

米ドルに釣られ最強通貨となった加ドルの上伸性をじっくりと注視か
本日のポイント
  1. トルコ・鉱工業生産
  2. 米・雇用傾向指数

先週末の米国通貨は、8日に発表された加・第3四半期設備稼働率が、前回の81.4%から79.7%に低下したにも関わらず、加ドルが米国時間で最強通貨となった。加ドル円は104.883から106.861まで上昇。4時間足ボリンジャーバンド--3σまでの広がりから、20MA中心線への回帰が見られた。本日のアジア時間序盤でも反発力を維持しているため、欧州時間にかけての加ドル円の値動きに注目したい。

欧州通貨は、8日に発表された独・11月消費者物価指数(CPI)の確報値が、前年比で前月の3.2%と一致し、ユーロが対円で小幅上昇となった。ユーロ円は153.871から156.070まで上昇。時間足での下落トレンドが一服し、時間足20MAを上抜けた。このままユーロが対円で上昇していくのか、今週木曜日のECBに向けての値動きをじっくりと注視したいところだ。

本日は、アジア時間の13:00にマレーシア・鉱工業生産、14:30にスウェーデン・予想価格動向、欧州時間の16:00にノルウェー・消費者物価指数、トルコ・経常収支、トルコ・鉱工業生産、トルコ・失業率、17:00にチェコ・消費者物価指数、米国時間の24:00に米・雇用傾向指数、25:30に米・6ヶ月債入札、27:00に米・10年債入札、翌7:20に豪・RBA総裁の発言がある予定だ。米ドルに釣られ最強通貨となった加ドルの上伸性を、じっくりと見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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