米CPI明けからのFOMCにて米ドルが乱高下となるのか要警戒か

2023.12.13
- 米・FOMC政策金利
- 米・パウエルFRB議長の記者会見
前日の米国通貨は、昨日発表された米・11月消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の3.2%から0.1ポイント低下し3.1%となったことで、米ドルが一時的な下落から回復し、米国時間で上昇した。米ドル円は146.163から144.734まで下落後、145.822まで回復。本日のアジア時間では明確な方向感を示さず、時間足20MA直下で停滞している。本日のFOMCにより米ドルの値が大きく動くのか、警戒したい。
欧州通貨は、明日のスイス・SNB政策金利発表を前に、スイスフランが日本円に次いで強含んだ。米ドルフランは0.8788から0.8721まで下落。日足20MAタッチからの2日続落となった。このままスイスフランが対米ドルで強含んで行くのか、それとも本日未明のFOMCと明日のSNB次第で通貨強弱が拮抗するのか、慎重に判断したいところだ。
本日は、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産、スウェーデン・サービス部門PMI、19:00に欧・鉱工業生産、20:00に南ア・小売売上高、20:30に印・マネーサプライ、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・生産者物価指数、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。米CPI明けからのFOMCにて米ドルが乱高下となるのか、値動きに十分警戒したい。
過去の相場レポート
2025.10.17
対米ドルで上昇したポンドが伸びていくのか欧州時間での方向性を注視か
2025.10.16
最強となったポンドの勢力が維持されるのか欧州時間での値動きを注視か
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か