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日本円と対照的に最弱通貨となったスイスフランの値動きを注視か

相場レポート

日本円と対照的に最弱通貨となったスイスフランの値動きを注視か

日本円と対照的に最弱通貨となったスイスフランの値動きを注視か
本日のポイント
  1. タイ・外貨準備高
  2. 加・設備稼働率

前日の米国通貨は、BOC明けの加ドルが対円で下落した。アジア時間序盤からの円高基調が米国時間終盤まで継続し、加ドル円は108.367から104.191まで約4円下落した。日足下落幅は直近11ヶ月で最大となり、日足200SMAを大きく下抜けた。上位足の週足では75MAに接触する前に反発し折り返しているため、米国時間での値動きに注意したい。

欧州通貨は、昨日発表されたスイス・11月雇用統計にて、季節調整済失業率が前月の2.1%と変わらなかったにも関わらず、スイスフランが米国時間で最弱通貨となった。フラン円は168.423から162.162まで下落。日足75MAラインを実態足で大きく割り込み、週足20MAを超えて下落した。フラン円は先月16日に史上最高値の170.504を記録していたが、1月弱ですでに約8円下落している。

本日の指標は、16:00に独・消費者物価指数、スウェーデン・鉱工業生産、16:30にハンガリー・貿易収支、タイ・外貨準備高、17:00に台湾・貿易収支、22:30に米・雇用統計、加・設備稼働率、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、25:00に露・消費者物価指数がある予定だ。日本円と対照的に最弱通貨となったスイスフランの値動きを、じっくりと注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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