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ドルインデックス回復も上値が重い米ドルの方向性を注視か

相場レポート

ドルインデックス回復も上値が重い米ドルの方向性を注視か

ドルインデックス回復も上値が重い米ドルの方向性を注視か
本日のポイント
  1. 独・鉱工業生産
  2. 米・新規失業保険申請件数

前日の米国通貨は、ドルインデックスが104.1まで回復したものの、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は148.886から147.492の間で停滞。時間足20MAを挟んでの攻防戦となった。なお本日のアジア時間では、米ドル円は下押し圧力が優位となっており、146.704まで下落している。日足では75MAがレジスタンスとなっており、RSIも下降傾向にあるため、米国時間での値動きに注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・10月小売売上高が、前年比で前月のマイナス2.9%からマイナス1.2%に改善したにも関わらず、ユーロが対円で9日続落となった。テクニカル的には、ユーロ円は日足75MAを連続で大きく下抜けており、日足RSIも70オーバーからの下降基調が継続している。このまま欧州時間でもユーロの下落が止まらないのか、慎重に注視したい。

本日は、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、16:45に仏・貿易収支、17:00にチェコ・建設業生産、17:30に香港・外貨準備高、19:00に欧・第3四半期GDP、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・住宅建設許可、24:00に米・卸売在庫、29:00に米・消費者信用残高、翌6:45にNZ・第3四半期製造業売上高がある予定だ。ドルインデックス回復も上値が重い米ドルの方向性を、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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