ドルインデックス回復も上値が重い米ドルの方向性を注視か

2023.12.07
- 独・鉱工業生産
- 米・新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、ドルインデックスが104.1まで回復したものの、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は148.886から147.492の間で停滞。時間足20MAを挟んでの攻防戦となった。なお本日のアジア時間では、米ドル円は下押し圧力が優位となっており、146.704まで下落している。日足では75MAがレジスタンスとなっており、RSIも下降傾向にあるため、米国時間での値動きに注意したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・10月小売売上高が、前年比で前月のマイナス2.9%からマイナス1.2%に改善したにも関わらず、ユーロが対円で9日続落となった。テクニカル的には、ユーロ円は日足75MAを連続で大きく下抜けており、日足RSIも70オーバーからの下降基調が継続している。このまま欧州時間でもユーロの下落が止まらないのか、慎重に注視したい。
本日は、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、16:45に仏・貿易収支、17:00にチェコ・建設業生産、17:30に香港・外貨準備高、19:00に欧・第3四半期GDP、21:00にメキシコ・消費者物価指数、21:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・住宅建設許可、24:00に米・卸売在庫、29:00に米・消費者信用残高、翌6:45にNZ・第3四半期製造業売上高がある予定だ。ドルインデックス回復も上値が重い米ドルの方向性を、慎重に見極めたい。
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