円高局面が継続するのか慎重に静観か

2023.11.29
- 米・卸売在庫
- 独・消費者物価指数
前日の米国通貨は、米国通貨が最弱となり、最強通貨となった日本円に対し、米ドルが軟化した。米ドル円は148.819から146.669まで下落。明日の月末最終日を前に今月安値を更新した。米ドル円は日足にてすでに75MAを下抜けており、週足では20MA直下に位置している。このまま米ドルが対円で軟化していくのか、方向性に警戒したい。
欧州通貨は、スイスフランが米ドルに次いで最弱通貨となり、フラン円は168.942から167.406まで下落した。テクニカル面では、フラン円は4時間足200SMAタッチにて反発が入っており、日足ではRSIが70オーバー74からの下降基調となっている。RSIにて値を切り下げているため、欧州時間でスイスフランの軟化が見られるのか、注目したいところだ。
本日は、16:00にタイ・基準金利、スウェーデン・第3四半期GDP、トルコ・貿易収支、18:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、19:00に欧・消費者信頼感指数、欧・景況感、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に独・消費者物価指数、22:30に加・経常収支、米・卸売在庫、22:30に米・実質GDP、24:05に英・ベイリーBOE総裁の発言、24:30に米・週間原油在庫、28:00に米・ベージュブックがある予定だ。円高局面が継続するのか、方向性に警戒したい。
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