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長期金利低下で軟化している米ドルが月末に回復するのか注意か

相場レポート

長期金利低下で軟化している米ドルが月末に回復するのか注意か

長期金利低下で軟化している米ドルが月末に回復するのか注意か
本日のポイント
  1. 独・小売売上高
  2. 米・中古住宅販売指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・第3四半期GDP個人消費が、前回値の4.0%から3.6%に低下したことで、米ドルが対スイスフランで軟化した。米ドルフランは4日続落し、0.8783から0.8716まで70pips弱下落。直近3ヶ月での安値を更新した。米ドルフランは今年安値の0.8544までサポートが存在しないため、日柄調整を挟みつつ下伸する可能性に注意したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・11月消費者信頼感指数が、前月のマイナス16.9と一致したことで、ユーロが対円でわずかに下落した。ユーロ円は162.255から161.131まで下落。日足にて下値・上値ともに切り下げるダブルトップとなっている。ユーロ円は日足では支持線だった20MAを下回りつつあるため、月末から12月月初にかけて円高がさらに進み、ユーロが対円で軟化するのか警戒したい。

本日は、16:00に独・小売売上高、タイ・経常収支、トルコ・実質GDP、16:30にスイス・小売売上高、16:30にタイ・貿易収支、16:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、17:00にスイス・KOF先行指数、17:30に香港・小売売上高、17:55に独・雇用統計、19:00に欧・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・実質GDP、米・PCEデフレータ、欧・ラガルドECB総裁の発言、23:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、24:00に米・中古住宅販売指数がある予定だ。金利低下で軟化している米ドルが月末に回復するのか、方向性に注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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