円高傾向が見られている中での月末の値動きを静観か
2023.11.28
- 米・S&Pケースシラー住宅価格
- 米・リッチモンド連銀製造業指数
前日の米国通貨は、大きな指標発表がなく要人発言も見当たらなかったにも関わらず、米ドルが引けにかけて最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0925から1.0959までわずかに上昇。4時間足20MAがサポートラインとなり、反発した。日足ではRSIが70に乗せているものの上昇基調が継続しているため、欧州時間での上伸性に注目したい。
欧州通貨は、昨日欧・ラガルドECB総裁が「全体的なインフレは今後数ヶ月で再度上昇する可能性が高い」と発言。欧州経済と金利再上昇への懸念から、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は163.717から162.546まで120pips弱下落。4時間足75MAを下抜けた。なお本日のアジア時間でも円高傾向が見られており、ユーロ円は162円を割り込むかの様相となっている。
本日は、16:00に独・GFK消費者信頼感指数、16:45に仏・消費者信頼感指数、17:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:00に欧・マネーサプライ、21:00にブラジル・拡大消費者物価指数、23:00に米・住宅価格指数、23:00に米・S&Pケースシラー住宅価格、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、24:30に米・ダラスサービス売上高指数、25:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・7年債入札がある予定だ。円高傾向が見られている中での、月末の値動きを慎重に静観したい。
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