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高値更新が継続しているユーロ円の上値余地を注視か

相場レポート

高値更新が継続しているユーロ円の上値余地を注視か

高値更新が継続しているユーロ円の上値余地を注視か
本日のポイント
  1. 米・NY連銀製造業景気指数
  2. 欧・鉱工業生産

前日の米国通貨は、昨日発表された米・10月CPIが、前年比コア指数で4.1%から4.0%となったことで、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0691から1.0887まで上昇。日足にて200SMAを実体足で上抜ける大きなトレンドとなった。ただ、上位足の週足では、ユーロ米ドルは依然下落トレンドが崩れていないため、欧州時間での値動きに注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・11月ZEW景況感指数が、前月のマイナス1.1からプラス9.8に改善したことで、ユーロが米国時間で上伸した。ユーロ円は162.073から163.907まで上昇。今年高値をしている。なお本日のアジア時間でもユーロ円は上伸しており、日足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが継続しているため、引き続きユーロの上伸性を注視したい。

本日は、15:30に仏・雇用統計、16:00に英・消費者物価指数、英・小売物価指数、英・生産者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、20:00に南ア・小売売上高、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に加・卸売売上高、加・製造業売上高、米・小売売上高、米・生産者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、23:30に米・バーFRB副議長の発言、24:00に米・企業在庫24:30に米・週間原油在庫がある予定だ。高値更新が継続しているユーロ円の上値余地を、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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