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ラガルドECB総裁の発言による上伸性に要注目か

相場レポート

ラガルドECB総裁の発言による上伸性に要注目か

ラガルドECB総裁の発言による上伸性に要注目か
本日のポイント
  1. 米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数
  2. イスラエル・第3四半期GDP

前日の米国通貨は、昨日発表された加・9月製造業売上高が、前月の0.7%から0.4%に低下したにも関わらず、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.732から110.674まで上昇。日足での大陽線となった。加ドル円は日足20MAに沿っての上昇が今月月初から続いており、週足でも20MAがしっかりと下値支持線となっているため、月後半に向けての加ドルの強さに注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・9月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス5.1%からマイナス6.9%に悪化したことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0885から1.0831まで50pips強下落。時間足20MAを下回り、短期上昇トレンドが一服した。しかしながら4時間足では依然10MAよりも上位に位置しているため、欧州時間でのユーロの続伸性に注目したい。

本日は、17:30に香港・雇用統計、20:00にイスラエル・第3四半期GDP、20:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:10に米・バーFRB副議長の発言、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、米・輸出入物価指数、米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数、23:15に米・鉱工業生産、24:00に米・NAHB住宅市場指数、24:30に米・ウォラーFRB理事の発言、26:00に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。ラガルドECB総裁の発言に注目しつつ、ユーロの上伸性を見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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