ラガルドECB総裁の発言による上伸性に要注目か

2023.11.16
- 米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数
- イスラエル・第3四半期GDP
前日の米国通貨は、昨日発表された加・9月製造業売上高が、前月の0.7%から0.4%に低下したにも関わらず、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は109.732から110.674まで上昇。日足での大陽線となった。加ドル円は日足20MAに沿っての上昇が今月月初から続いており、週足でも20MAがしっかりと下値支持線となっているため、月後半に向けての加ドルの強さに注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・9月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス5.1%からマイナス6.9%に悪化したことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0885から1.0831まで50pips強下落。時間足20MAを下回り、短期上昇トレンドが一服した。しかしながら4時間足では依然10MAよりも上位に位置しているため、欧州時間でのユーロの続伸性に注目したい。
本日は、17:30に香港・雇用統計、20:00にイスラエル・第3四半期GDP、20:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:10に米・バーFRB副議長の発言、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、米・輸出入物価指数、米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数、23:15に米・鉱工業生産、24:00に米・NAHB住宅市場指数、24:30に米・ウォラーFRB理事の発言、26:00に米・クックFRB理事の発言がある予定だ。ラガルドECB総裁の発言に注目しつつ、ユーロの上伸性を見極めたい。
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