loading
search

通貨強弱でも堅調な欧州通貨の上伸性に要注目か

相場レポート

通貨強弱でも堅調な欧州通貨の上伸性に要注目か

通貨強弱でも堅調な欧州通貨の上伸性に要注目か
本日のポイント
  1. 米・バーFRB理事の発言
  2. 英・ハリファックス住宅価格

前日の米国通貨は、米債利回りの上昇と相反し米ドルが米国時間終盤にかけて軟化し、米ドル円の上値が重くなった。ユーロ円やポンド円など他のクロス円が上昇トレンドを形成する中、米ドル円は時間足20MAをまたいでの149円後半から150円台の小幅な上昇にとどまった。テクニカル面では、米ドル円は4時間足200EMAからの反発局面に入っている一方、日足では基準線の20MAを下回っているため、月初の上値の重さを警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・10月サービス業PMIの確報値が、前月と変わらず47.8となったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は159.959から160.981まで上昇。今年高値をわずかに更新した。ユーロ円は時間足10MAに沿っての綺麗な上昇トレンドとなっており、本日のアジア時間でも大きく反落はしていないため、欧州時間での上伸性に注目したい。

本日は、15:00に南ア・外貨準備高、15:45にスイス・雇用統計、16:00に英・ハリファックス住宅価格、独・鉱工業生産、17:00にスイス・外貨準備高、19:00に欧・生産者物価指数、21:30に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、22:55に米・レッドブック大規模小売店売上高、23:15に米・バーFRB理事の発言、23:30にトルコ・財政省現金残高、29:00に米・消費者信用残高がある予定だ。通貨強弱でも堅調な欧州通貨の上伸性を、慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2025.03.14New

    大相場から一転、反落に入ったユーロ米ドルの下値余地に注意か

  2. 2025.03.13New

    米CPI低下も対円で上昇した米ドルの方向性に要注意か

  3. 2025.03.12New

    米JOLTS求人好調で上昇した米ドルの上値余地を注視か

  4. 2025.03.11New

    弱含んだポンドの回復が見られるのか米国時間での値動きに注目か

  5. 2025.03.10New

    対円で上昇したスイスフランの上値余地に注目か

  6. 2025.03.07

    下落した米ドルが要人発言で変化するのか注視か

  7. 2025.03.06

    大幅躍進となったユーロの上値余地に注目か

  8. 2025.03.05

    米国時間での重なる指標発表による強弱性変化に要警戒か

  9. 2025.03.04

    最強通貨となったユーロが米国時間にて続伸するのか継続性を注視か

  10. 2025.03.03

    反発上昇を見せたポンド円の上値余地を静観か