米国時間での重なる要人発言による価格変動に要注意か

2023.11.08
- 米・MBA住宅ローン申請指数
- 米・パウエルFRB議長の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月貿易収支が、前月のマイナス583億米ドルからマイナス615億米ドルに悪化したにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は149.856から150.693まで上昇。4時間足200EMAタッチからの反発となった。上位足の日足では、20MAに沿っての上昇トレンドが崩れていないため、本日の要人発言に注意しつつ、上値を見守りたい。
欧州通貨は、昨日発表された独・9月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス2.0%からマイナス3.7%に悪化したことで、ユーロの上値が抑えられた。ユーロ米ドルは1.0721から1.0663まで下落。一時的に時間足75MAを下回った。テクニカル面では、ユーロ米ドルは日足200EMA直下からの反落局面となっているため、日足20MA付近の1.0627まで下落するのか、注意したい。
本日は、16:00に独・消費者物価指数、16:30にハンガリー・貿易収支、16:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、18:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、19:00に欧・小売売上高、20:00に加・景気先行指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、ブラジル・小売売上高、22:30に加・住宅建設許可、23:15に米・パウエルFRB議長の発言、24:00に米・卸売在庫、27:00に米・10年債入札、27:40に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。米国時間での重なる要人発言による価格変動に、十分警戒したい。
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