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米国時間での重なる要人発言による価格変動に要注意か

相場レポート

米国時間での重なる要人発言による価格変動に要注意か

米国時間での重なる要人発言による価格変動に要注意か
本日のポイント
  1. 米・MBA住宅ローン申請指数
  2. 米・パウエルFRB議長の発言

前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月貿易収支が、前月のマイナス583億米ドルからマイナス615億米ドルに悪化したにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は149.856から150.693まで上昇。4時間足200EMAタッチからの反発となった。上位足の日足では、20MAに沿っての上昇トレンドが崩れていないため、本日の要人発言に注意しつつ、上値を見守りたい。

欧州通貨は、昨日発表された独・9月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス2.0%からマイナス3.7%に悪化したことで、ユーロの上値が抑えられた。ユーロ米ドルは1.0721から1.0663まで下落。一時的に時間足75MAを下回った。テクニカル面では、ユーロ米ドルは日足200EMA直下からの反落局面となっているため、日足20MA付近の1.0627まで下落するのか、注意したい。

本日は、16:00に独・消費者物価指数、16:30にハンガリー・貿易収支、16:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、18:30に英・ベイリーBOE総裁の発言、19:00に欧・小売売上高、20:00に加・景気先行指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、ブラジル・小売売上高、22:30に加・住宅建設許可、23:15に米・パウエルFRB議長の発言、24:00に米・卸売在庫、27:00に米・10年債入札、27:40に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言がある予定だ。米国時間での重なる要人発言による価格変動に、十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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