失業率が悪化した加ドルの下値余地に要警戒か
2023.11.06
- 欧・ユーロ圏投資家センチメント指数
- 加・Ivey購買担当者景気指数
先週末の米国通貨は、3日に発表された加・10月雇用統計にて、失業率が前月の5.5%から0.2ポイント悪化し5.7%となったことで、加ドルが対円で下落した。加ドル円は109.524から109.004まで下落。時間足75MAまで値を下げた。しかしながら、本日のアジア時間では加ドルが対円で強含んでおり、先週末高値を上抜け109.649まで上昇しているため、米国時間での値動きに警戒したい。
欧州通貨は、先週末の欧・9月雇用統計にて、ユーロ圏の失業率が6.4%から6.5%に悪化したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は159.592から160.403まで上昇。本日のアジア時間でも上値を更新し、160.636まで上昇している。このままユーロの勢いが継続するのか、欧州時間での通貨強弱に注意したいところだ。
本日は、16:00に独・製造業新規受注、17:00にチェコ・鉱工業生産、17:50に仏・サービス業PMI、17:55に独・サービス業PMI、18:00に欧・サービス業PMI、18:30に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、英・サービス業PMI、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、24:00に加・Ivey購買担当者景気指数、25:00に米・クックFRB理事の発言、25:30に米・6ヶ月債入札がある予定だ。失業率が5.5から5.7%に悪化した加ドルの下値余地に、十分警戒したい。
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