対円で上昇している加ドルが上伸するのか注目か

2023.11.01
- スイス・SVME購買担当者景気指数
- 加・マックレムBOC総裁の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された加・8月GDPが、前年比で前月の1.1%から0.9%に低下したにも関わらず、対円にて強力な円安基調となった。加ドル円は107.699から109.350まで約160pips上昇。時間足10MAに沿っての大きな上昇トレンドとなった。なお本日終盤でBOCマックレム総裁の発言を控えているため、発言により値動きに影響が出るのか、注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・消費者物価指数(HICP)の速報値が、前年比で4.3%から2.9%に大幅低下したことを受け、ユーロが対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0674まで上昇後、急落。結局昨日安値の1.0590を大きく割り込み、1.0557まで反落した。日足では上ヒゲ陰線となったため、米国時間にかけてユーロが対円で下落するのか、警戒したい。
本日の指標は、14:00に印・製造業PMI、16:00にトルコ・製造業PMI、17:30に香港・小売売上高、17:30にスイス・SVME購買担当者景気指数、18:30に英・製造業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にブラジル・鉱工業生産、21:15に米・ADP雇用者数、21:40にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・建設支出、23:00に米・ISM製造業景気指数、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見、29:15に加・マックレムBOC総裁の発言がある予定だ。対円で上昇している加ドルが上伸するのか、じっくりと観察したい。
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