FOMC前日で軟化している米ドルの方向性に注意か
2023.10.31
- 加・GDP
- 仏・第3四半期GDP
前日の米国通貨は、米国時間で米ドルが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0547から1.0624まで反発。4時間足200SMAを実体足で上抜け、200EMAまで到達した。日足ベースでもユーロ米ドルは力強く反発しており、20MAを上抜ける展開となっている。このままユーロの対円での反発が継続するのか、慎重に判断したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された独・10月消費者物価指数が、前年比で4.5%から3.8%に低下したことで、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は157.693から158.926の間で上下動を繰り返した。ただ、日足では徐々に下値を切り上げる形状となっているため、今年高値更新の動きが見られるのか、注目したい。
本日は、15:30に仏・第3四半期GDP、仏・消費支出、16:00にタイ・経常収支、16:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、19:00に欧・消費者物価指数、21:00に南ア・貿易収支、ブラジル・雇用統計、21:30に加・GDP、米・雇用コスト指数、22:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・消費者信頼感指数、25:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。FOMC前日で軟化している米ドルの方向性を、慎重に見極めたい。
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