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上昇しているユーロが独歩高となるのか、方向性を静観か

相場レポート

上昇しているユーロが独歩高となるのか、方向性を静観か

上昇しているユーロが独歩高となるのか、方向性を静観か
本日のポイント
  1. 米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言
  2. 独・生産者物価指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月中古住宅販売件数が、前月の404万件から396万件に低下したことで、米ドルの上値が重くなり、終始方向感に欠ける展開となった。ユーロ米ドルは1.0529から1.0616まで上昇。4時間足200SMA手前で上げ止まった。テクニカル面では、ユーロ米ドルは日足にて下値を切り上げつつあるため、週末のユーロが対米ドルで強含むのか、注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・8月経常収支が、前月の209億ユーロから277億ユーロに改善したことを受け、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は157.685から158.926まで上昇。日足20MAが下値サポートとなり、反発した。また、日足では75MAも下値支持線として機能しているため、週末金曜日にユーロが対円で上昇するのか、注目したい。

本日は、15:00に英・小売売上高、独・生産者物価指数、スウェーデン・失業率、15:35に日・植田日銀総裁の発言、16:00にトルコ・消費者物価指数、17:30に香港・消費者物価指数、20:30に印・外貨準備高、21:00にメキシコ・小売売上高、21:30に加・小売売上高、22:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:30にトルコ・中央政府債務、25:15に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言がある予定だ。上昇しているユーロが独歩高となるのか、方向性を静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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