英・CPIが前月と同様の6.7%となったポンドの方向性を注視か
2023.10.19
- 米・パウエルFRB議長の発言
- 米・新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月住宅着工件数が、前月の154.3万件から147.3万件に減少したにも関わらず、米ドルが対円で小幅に上昇した。米ドル円は149.486から149.934まで小幅に上昇。4時間足20MAに下値をサポートされる形での上昇を見せた。テクニカル的には、米ドル円は日足RSIが上向き基調でマイナス3σを切り上げているため、米国時間での米ドルの値動きに注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・9月消費者物価指数が、前年比で前月の 6.7%と変わらずステイしたため、指標発表直後に英ポンドが対円で下落した。ポンド円は182.800から181.658まで下落。時間足RSIのマイナス2σに沿って下落した。このままポンドが対円で弱含んでいくのか、本日後半の通貨強弱に警戒したい。
本日は、15:45に仏・企業景況感、17:00に欧・経常収支、17:30に香港・雇用統計、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・鉱工業製品価格、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:00に米・ジェファーソンFRB理事の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、25:00に米・パウエルFRB議長の発言、26:00に米・5年債入札、26:30に米・バーFRB副議長の発言がある予定だ。英・CPIが前月と同様の6.7%となったポンドの方向性を、慎重に見極めたい。
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