ECB議事要旨公表でユーロの動きに変化が生じるのか注視か

2023.10.12
- 欧・ECB理事会議事要旨公表
- 米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月の1.6%から2.2%に上昇したことで、米ドルが米国時間で強含んだ。米ドル円は148.424から149.324まで上昇。本日のアジア時間でも上方向の値動きが見られている。テクニカル面では、米ドル円は日足20MAに下値を支持される形で、反発の機会をうかがっている状況のため、本日のCPI発表に警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・消費者物価指数(CPI)が、前年比で前月の4.5%%と一致したことで、ユーロが対米ドルで往って来いとなった。ユーロ米ドルは1.0580から1.0634の間で推移し、時間足20MAを跨いでの値動きに終始した。本日はECB理事会議事要旨が公表されるため、継続したタカ派姿勢が明らかになるのか、注目したい。
本日は、15:00に英・鉱工業生産、英・貿易収支、英・製造業生産高、18:00に英・ピルMPC委員の発言、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:00に印・鉱工業生産と消費者物価指数、メキシコ・鉱工業生産、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、23:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、24:00に米・週間原油在庫、26:00に米・30年債入札、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、27:00に米・財政収支がある予定だ。ECB議事要旨公表でユーロの動きに変化が生じるのか、慎重に注視したい。
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