米国時間での要人発言とFOMC議事録公表による突発的な値動きに注意か
2023.10.11
- 米・FOMC議事録公表
- 米・ウォラーFRB理事の発言
前日の米国通貨は、地政学リスク後退から円売り・米ドル売りの流れとなり、ユーロ米ドルが上昇した。昨日のユーロ米ドルは1.0554から1.0619まで上昇。基準線である日足20MAに回帰した。上位足の週足では、下ヒゲ陽線からの反発局面に入っているようにも見えるため、米国時間での通貨強弱をじっくりと観察したい。
欧州通貨は、引けにかけてポンドが最強通貨となり、ポンド円は181.526から182.771まで上昇した。なお本日のアジア時間でもポンド円は上伸しており、182.871まで伸びている。来週には再び英・消費者物価指数が発表されるため、来週半ばに向けてポンドが他の通貨に対して強含んでいくのか、方向性を慎重に判断したいところだ。
本日は、15:00に独・消費者物価指数、16:00にトルコ・経常収支、17:00に台湾・貿易収支、17:15に米・ボウマンFRB理事の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・住宅建設許可、米・生産者物価指数、23:15に米・ウォラーFRB理事の発言、25:00に露・消費者物価指数、25:15に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、26:00に米・10年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表、29:30に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言がある予定だ。米国時間での重なる要人発言と、FOMC議事録公表による突発的な値動きに、十分警戒したい。
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