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英・鉱工業生産好調でも下落したポンドの下値余地に警戒か

相場レポート

英・鉱工業生産好調でも下落したポンドの下値余地に警戒か

英・鉱工業生産好調でも下落したポンドの下値余地に警戒か
本日のポイント
  1. 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
  2. 米・ミシガン大消費者信頼感指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・9月消費者物価指数が、前年比で前月と変わらず3.7%となり、前年比コア指数は前月の4.3%から4.1%へ低下したにも関わらず、米ドルが指標発表後に上昇した。米ドル円は148.955から149.828まで90pips弱上昇。節目の150円に迫る値動きとなった。ただ、為替介入への警戒感から値動きは限定され、ボラティリティも許容範囲内に収まっている。米国時間で米ドルが続伸するのか、注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された英・8月鉱工業生産が、前年比で前月の0.4%%から1.3%に改善したにも関わらず、ポンドが対円で軟化した。ポンド円は今月高値の183.814から182.323まで下落。3日ぶりの反落となった。しかしながらポンド円は日足ベースで依然20MAより上位を維持しており、反発力を完全には損なっていないため、欧州時間での値動きを注視したい。

本日は、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、15:30にスイス・生産者物価指数、ハンガリー・鉱工業生産、15:45に仏・消費者物価指数、17:00にフィリピン・消費者物価指数、英・ベイリーBOE総裁の発言、18:00に欧・鉱工業生産、21:30に米・輸出入物価指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、25:30に英・カンリフBOE副総裁の発言がある予定だ。英・鉱工業生産好調でも下落したポンドの下値余地に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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