オセアニア通貨に次いで上昇している加ドルの上値余地に注目か
2023.10.10
- 米・NFIB中小企業楽観指数
- 米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、加ドルがオセアニア通貨に次いで強含んで上昇した。米ドル/加ドルは1.3678から1.3580まで下落。100pips弱の後退となった。テクニカル的には、米ドル/加ドルは4時間足200SMA直下まで下落後、止まっており、日足では20MA直下に位置する形状となっている。このまま対加ドルで米ドルの軟化が見られるのか、じっくりと観察したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・8月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス2.1%からマイナス2.0%に改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は157.698から156.515まで下落。一時的に日足20MAより上位に位置していた優位性が失われ、日足20MAより下位に舞い戻った。ただ、直下では日足75MAがサポートとして待機しているため、このままユーロが対円で軟化するかは、慎重に判断したいところだ。
本日の指標は、15:00にノルウェー・消費者物価指数、スウェーデン・鉱工業生産とGDP、15:30にハンガリー・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計と鉱工業生産、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、22:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、23:00に米・卸売在庫、26:00に米・3年債入札、26:30に米・ウォラーFRB理事の発言、28:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言がある予定だ。オセアニア通貨に次いで上昇している加ドルの上値余地を、慎重に見守りたい。
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