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オセアニア通貨に次いで上昇している加ドルの上値余地に注目か

相場レポート

オセアニア通貨に次いで上昇している加ドルの上値余地に注目か

オセアニア通貨に次いで上昇している加ドルの上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 米・NFIB中小企業楽観指数
  2. 米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、加ドルがオセアニア通貨に次いで強含んで上昇した。米ドル/加ドルは1.3678から1.3580まで下落。100pips弱の後退となった。テクニカル的には、米ドル/加ドルは4時間足200SMA直下まで下落後、止まっており、日足では20MA直下に位置する形状となっている。このまま対加ドルで米ドルの軟化が見られるのか、じっくりと観察したい。

欧州通貨は、昨日発表された独・8月鉱工業生産が、前年比で前月のマイナス2.1%からマイナス2.0%に改善したにも関わらず、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は157.698から156.515まで下落。一時的に日足20MAより上位に位置していた優位性が失われ、日足20MAより下位に舞い戻った。ただ、直下では日足75MAがサポートとして待機しているため、このままユーロが対円で軟化するかは、慎重に判断したいところだ。

本日の指標は、15:00にノルウェー・消費者物価指数、スウェーデン・鉱工業生産とGDP、15:30にハンガリー・消費者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計と鉱工業生産、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、22:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、23:00に米・卸売在庫、26:00に米・3年債入札、26:30に米・ウォラーFRB理事の発言、28:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言がある予定だ。オセアニア通貨に次いで上昇している加ドルの上値余地を、慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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