三尊天井の様相となったポンド豪ドルの下値余地に警戒か
2023.10.06
- 独・製造業新規受注
- 米・雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、市場予想の20.9万件から20.7万件にリバイスダウンしたにも関わらず、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0500から1.0550まで反発。時間足200SMAを上抜けた。本日決まる週足では、下ヒゲ陰線となっているため、本日の米雇用統計により米ドルが軟化するのか、慎重に注視したい。
欧州通貨は、昨日発表された英・9月建設業PMIが、前月の50.8から大きく下振れ、市場予想の50.1をも下回り45.0となったことで、ポンドが対豪ドルで下落した。ポンド豪ドルは1.9197から1.9069まで下落。時間足にて三尊天井を形成する形となった。上位足の日足では、20MAが上値レジスタンスとしてしっかりと機能しており、直近2日で下落しているため、欧州時間での値動きに、十分警戒したい。
本日は、14:45にスイス・雇用統計、15:00に英・ハリファックス住宅価格、独・製造業新規受注、南ア・外貨準備総額、ノルウェー・製造業生産、15:30にハンガリー・鉱工業生産、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、16:00にスイス・外貨準備高、21:30に米・雇用統計、加・雇用統計、25:00に米・ウォラーFRB理事の発言、28:00に米・消費者信用残高がある予定だ。三尊天井の様相となったポンド豪ドルの下値余地に、十分警戒したい。
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