loading
search

三尊天井の様相となったポンド豪ドルの下値余地に警戒か

相場レポート

三尊天井の様相となったポンド豪ドルの下値余地に警戒か

三尊天井の様相となったポンド豪ドルの下値余地に警戒か
本日のポイント
  1. 独・製造業新規受注
  2. 米・雇用統計

前日の米国通貨は、昨日発表された米・新規失業保険申請件数が、市場予想の20.9万件から20.7万件にリバイスダウンしたにも関わらず、米ドルが対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0500から1.0550まで反発。時間足200SMAを上抜けた。本日決まる週足では、下ヒゲ陰線となっているため、本日の米雇用統計により米ドルが軟化するのか、慎重に注視したい。

欧州通貨は、昨日発表された英・9月建設業PMIが、前月の50.8から大きく下振れ、市場予想の50.1をも下回り45.0となったことで、ポンドが対豪ドルで下落した。ポンド豪ドルは1.9197から1.9069まで下落。時間足にて三尊天井を形成する形となった。上位足の日足では、20MAが上値レジスタンスとしてしっかりと機能しており、直近2日で下落しているため、欧州時間での値動きに、十分警戒したい。

本日は、14:45にスイス・雇用統計、15:00に英・ハリファックス住宅価格、独・製造業新規受注、南ア・外貨準備総額、ノルウェー・製造業生産、15:30にハンガリー・鉱工業生産、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、16:00にスイス・外貨準備高、21:30に米・雇用統計、加・雇用統計、25:00に米・ウォラーFRB理事の発言、28:00に米・消費者信用残高がある予定だ。三尊天井の様相となったポンド豪ドルの下値余地に、十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

過去の相場レポート

  1. 2024.09.19New

    欧HICP変わらず、下値を固めたユーロ円の行く末に注目か

  2. 2024.09.18New

    上値が重くなったユーロが米国時間で回復するのか静観か

  3. 2024.09.17New

    反発している米ドル円が勢力を維持するのか要注意か

  4. 2024.09.16New

    拮抗しているユーロ米ドルの方向性に注意か

  5. 2024.09.13New

    米PPI明けに下落した米ドルの下値余地を注視か

  6. 2024.09.12

    上値が重いポンドの方向性を注視か

  7. 2024.09.11

    米CPIが市場予想通り2.6%まで低下するのか急激な値動きに警戒か

  8. 2024.09.10

    米CPI前日の米ドルの値動きを静観か

  9. 2024.09.09

    弱含んだポンドが回復するのか、欧州時間での値動きに注目か

  10. 2024.09.06

    米雇用統計と要人発言にて米ドルが軟化していくのか静観か