失業率ステイで対円で上昇したスイスフランの方向性を注視か
2023.10.09
- 米・ジェファーソンFRB理事の発言
- 英・マンMPC委員の発言
先週末の米国通貨は、米雇用統計にて失業率が3.8%と変わらなかったものの、平均時給(前年比)が0.1ポイント低下し4.2%となったことで、米ドルが引けにかけて軟化した。ユーロ米ドルは1.0482まで下落したあとに急反発。1.0598まで回復した。ユーロ米ドルは先週末の反発で回復したものの、日足ベースでは依然20MAより下位に位置しており、下落トレンドが継続しているため、週始めの流れを慎重に静観したい。
欧州通貨は、先週末に発表されたスイス・9月雇用統計にて、季節調整済み失業率が前月と変わらず2.1%となったことで、スイスフランが対円で上昇した。フラン円は162.512から164.286まで上昇。先月の下落基調の流れを踏襲することなく反発した。フラン円は先週末の反発により日足20MAより上位に躍り出たため、このまま対円で勢力が回復するのか、注目したいところだ。
本日は、15:00に独・鉱工業生産、ノルウェー・GDP、16:00にチェコ・鉱工業生産、17:30に欧・投資家センチメント指数、18:00にシンガポール・外貨準備高、21:00にメキシコ・消費者物価指数、22:00に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、22:15に米・バーFRB議長の発言、23:00に米・雇用傾向指数、26:30に米・ジェファーソンFRB理事の発言、29:00に英・マンMPC委員の発言がある予定だ。失業率ステイで対円で上昇したスイスフランの方向性を、慎重に判断したい。
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