ECBにて利上げが行われユーロが上向くのか要注目か

2023.09.14
- 欧・ラガルドECB総裁の記者会見
- 欧・ECB政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月コアCPIが前年比で4.7%から4.3%に落ち着いたことで、米ドルの上値が限定された。ユーロ米ドルは1.0764から1.0710まで小幅に下落。しかし下落の勢いは継続せず、1.0749まで反発。トレンドレスな相場展開となった。本日のアジア時間でも4時間足20MAを跨ぎつつ、ボリンジャーバンド基準線が平行のままとなっているため、欧州時間での値動きに注目したい。
欧州通貨は、本日のECB政策金利発表を控え、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は158.652から158.001の間で方向感に欠ける値動きとなり、日足20MAを境に横ばい推移が継続している。本日のECBでは0.25%の利上げが予想されているが、市場予想と一致しユーロが上向くのか、慎重に注視したいところだ。
本日は、15:00にスウェーデン・消費者物価指数、15:30にスイス・生産者輸入指数、印・卸売物価指数、19:00にイスラエル・経常収支、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に加・卸売売上高、21:30に米・小売売上高、米・生産者物価指数、米・新規失業保険申請件数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・企業在庫、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。ECBにて利上げが行われユーロが上向くのか、方向性をじっくりと観察したい。
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