英雇用統計失業率が4.0%となったポンドの方向性に注意か

2023.09.13
- 米・消費者物価指数
- 英・GDP
前日の米国通貨は、米ドルが欧州時間から米国時間にかけて最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.0768から1.0705まで下落。4時間足20MAを実体足で下抜けた。テクニカル面では、ユーロ米ドルは日足10MA直下に位置しており、上位には200SMAも控えている。しばらくの日柄調整を挟んだのち、再び米ドルが強含みユーロ米ドルが下落していくのか、慎重に注視したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された英・雇用統計にて、失業率が4.0%と一致したことで、指標発表直後にポンドが対円で上昇した。ポンド円は182.943から183.821まで上昇。本日のアジア時間では時間足200SMA直下の184.229まで値を上げている。上位足の週足では、10MAが下値支持線として機能しており、しっかりと反発が入っている。一方で日足では上値を切り下げているため、日足ベースでの直近高値を超えるまでは、方向性に注意したい。
本日は、アジア時間の15:00に英・GDP、英・製造業生産、英・貿易収支、15:30にハンガリー・鉱工業生産と、欧州時間の17:30に香港・生産者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、19:00にイスラエル・貿易収支、米国時間の21:30に米・消費者物価指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・30年債入札、27:00に米・財政収支がある予定だ。英雇用統計失業率が4.0%となったポンドの方向性を、慎重に見極めたい。
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