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ECB明けの反発が一服したユーロ米ドルの下落性に警戒か

相場レポート

ECB明けの反発が一服したユーロ米ドルの下落性に警戒か

ECB明けの反発が一服したユーロ米ドルの下落性に警戒か
本日のポイント
  1. 米・ミシガン大消費者信頼感指数
  2. 欧・ラガルドECB総裁の記者会見

前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月生産者物価指数が、前年比で前月の0.8から1.6%に上振れたことで、指標発表直後に米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.007から147.554まで上昇。しかしながら上昇は継続せず、結局147.011まで反落した。4時間足では、米ドル円は20MAをまたいでのトレンドレスな動きとなっているため、来週のFOMCに向けての値動きを静観したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・ECBにて、政策金利が0.25%引き上げられたものの、来年以降の経済成長見通しが下方修正されたことで、ユーロが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0751から1.0631まで下落。4時間足20MA直下からボリンジャーバンド⁻3σにかけての勢いのある下落が見られた。このままユーロの下落が継続するのか、他通貨との強弱性を照らし合わせつつ、注視したい。

本日は、15:00にノルウェー・貿易収支、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・貿易収支、18:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、20:00にイスラエル・消費者物価指数、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に米・輸出入物価指数、加・製造業売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。反発が一服したユーロ米ドルの下落性に、十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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