ECB明けの反発が一服したユーロ米ドルの下落性に警戒か
2023.09.15
- 米・ミシガン大消費者信頼感指数
- 欧・ラガルドECB総裁の記者会見
前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月生産者物価指数が、前年比で前月の0.8から1.6%に上振れたことで、指標発表直後に米ドルが対円で上昇した。米ドル円は147.007から147.554まで上昇。しかしながら上昇は継続せず、結局147.011まで反落した。4時間足では、米ドル円は20MAをまたいでのトレンドレスな動きとなっているため、来週のFOMCに向けての値動きを静観したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・ECBにて、政策金利が0.25%引き上げられたものの、来年以降の経済成長見通しが下方修正されたことで、ユーロが最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0751から1.0631まで下落。4時間足20MA直下からボリンジャーバンド⁻3σにかけての勢いのある下落が見られた。このままユーロの下落が継続するのか、他通貨との強弱性を照らし合わせつつ、注視したい。
本日は、15:00にノルウェー・貿易収支、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・貿易収支、18:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、20:00にイスラエル・消費者物価指数、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に米・輸出入物価指数、加・製造業売上高、米・NY連銀製造業景気指数、22:15に米・鉱工業生産、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。反発が一服したユーロ米ドルの下落性に、十分警戒したい。
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