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要人発言の中、対円で下落した米ドルの方向性に注意か

相場レポート

要人発言の中、対円で下落した米ドルの方向性に注意か

要人発言の中、対円で下落した米ドルの方向性に注意か
本日のポイント
  1. 英・製造業/サービス業PMI
  2. 米・製造業/サービス業PMI

前日の米国通貨は、バーキン:リッチモンド連銀総裁が「FRBの信頼性を確保するためにも、インフレ率2%の目標を達成する必要がある」と言及したことで、米ドルの上値が重くなり、米ドル円は146.394から145.499まで下落した。時間足では、米ドル円はすでに75MAを下抜けており、200SMAと20EMAの間に位置している。長期足の週足では、RSIが上値を切り下げるダイバージェンスが発生しているため、米国時間での下伸に警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・6月経常収支(季節調整済)が、前回の91億ユーロから358億ユーロへと改善したにも関わらず、米国時間でユーロが最弱通貨となった。ユーロ円は今年高値の159.490から158.124まで下落。4時間足75MAを下抜けた。日足ベースでは依然20MAより上位に位置しているため、上昇トレンドは崩れていない状態だが、欧州時間での値動きに警戒したい。

本日は、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:00に南ア・消費者物価指数、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・小売売上高、22:45に米・製造業/サービス業PMI、23:00に米・新築住宅販売件数、23:00に欧・消費者信頼感指数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札がある予定だ。要人発言の中、対円で下落した米ドルの方向性を、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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