米債利回り低下とともに下落している米ドルの下値余地に警戒か
2023.08.24
- 米・耐久財受注
- 米・新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月製造業/サービス業PMIが、前回値の52.0から50.4へと大きく低下したことで、米ドルの軟調さが継続した。昨日は日本円が最強通貨となったこともあり、米ドル円は145.890から144.581まで下落。8月11日ぶりに145円の節目を割り込んだ。なお本日の米国時間でも大きく動く指標が控えているため、米ドルの下伸に警戒したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された欧・8月消費者信頼感指数の速報値が、前月のマイナス15.1からマイナス16.0へと悪化したにも関わらず、米ドルの脆弱性にて、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0802から1.0871まで上昇。4時間足包み陽線にて、20MA直下まで回復した。日足では200EMAタッチからの反発となっているため、欧州時間での方向性に注目したい。
本日は、15:45に仏・企業景況感、17:00にフィリピン・失業率、17:30に香港・貿易収支、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・耐久財受注、米・シカゴ連銀全米活動指数、23:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:15に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言がある予定だ。米債利回り低下とともに下落している米ドルの下値余地に、十分警戒したい。
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