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米債利回り低下とともに下落している米ドルの下値余地に警戒か

相場レポート

米債利回り低下とともに下落している米ドルの下値余地に警戒か

米債利回り低下とともに下落している米ドルの下値余地に警戒か
本日のポイント
  1. 米・耐久財受注
  2. 米・新規失業保険申請件数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月製造業/サービス業PMIが、前回値の52.0から50.4へと大きく低下したことで、米ドルの軟調さが継続した。昨日は日本円が最強通貨となったこともあり、米ドル円は145.890から144.581まで下落。8月11日ぶりに145円の節目を割り込んだ。なお本日の米国時間でも大きく動く指標が控えているため、米ドルの下伸に警戒したいところだ。

欧州通貨は、昨日発表された欧・8月消費者信頼感指数の速報値が、前月のマイナス15.1からマイナス16.0へと悪化したにも関わらず、米ドルの脆弱性にて、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0802から1.0871まで上昇。4時間足包み陽線にて、20MA直下まで回復した。日足では200EMAタッチからの反発となっているため、欧州時間での方向性に注目したい。

本日は、15:45に仏・企業景況感、17:00にフィリピン・失業率、17:30に香港・貿易収支、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・耐久財受注、米・シカゴ連銀全米活動指数、23:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:15に米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言がある予定だ。米債利回り低下とともに下落している米ドルの下値余地に、十分警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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