独PPIの悪化影響が限定的だったユーロの動向に注目か
2023.08.22
- 米・中古住宅販売件数
- 英・CBI動向
前日の米国通貨は、目立った指標発表が見られない中、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は145.147から146.401まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇となった。テクニカル面では、米ドル円は4時間足20MAが下値サポートとなり反発しているため、先週高値の146.564を超えていくのか、米ドルの値動きに警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・7月生産者物価指数(PPI)が、前年比で前月の0.1からマイナス6.0%に大幅低下したにも関わらず、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは週始めの1.0866から1.0913まで上昇。本日のアジア時間では、1.0916まで上昇している。本日の上昇でユーロ米ドルはすでに4時間足直近高値に並んでいるため、ユーロの強さに注目したいところだ。
本日の指標は、15:00にノルウェー・第2四半期GDP、英・公共部門ネット負債、17:00に欧・経常収支、フィリピン・小売売上高、19:00に英・CBI動向、20:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、27:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、米・ボウマンFRB理事の発言がある予定だ。独PPIが大幅悪化したにも関わらず堅調な値動きとなっているユーロの動向を、慎重に注視したい。
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