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週末にかけて対米ドルで上昇したユーロの上値余地に注目か

相場レポート

週末にかけて対米ドルで上昇したユーロの上値余地に注目か

週末にかけて対米ドルで上昇したユーロの上値余地に注目か
本日のポイント
  1. 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言
  2. 米・週間天然ガス貯蔵量

前日の米国通貨は、昨日発表された加・6月住宅建設許可が、前月比で前回値の10.5から6.1%に大幅低下したにも関わらず、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は106.556から107.395まで上昇。本日のアジア時間でも円安の流れが継続している。上位足の週足では、下値を20MAにしっかりとサポートされての上昇基調となっているため、週末にかけて加ドルが対円で上伸するのか、注視したい。

欧州通貨は、ユーロが対米ドルで小幅に上昇した。ユーロ米ドルは1.0948から1.0995まで上昇。時間足200EMA直下まで値を上げた。日足では75MAと20MAの狭間におり、方向感がつかみにくくなっているものの、週足では高値・安値ともに切り上げるダウ理論が当てはまっているため、来週に向けて価格が上昇していくのか注目したい。

本日は、15:00にノルウェー・消費者物価指数と生産者物価指数、16:00にトルコ・雇用統計と鉱工業生産、18:30に南ア・鉱業生産、19:00にイスラエル・貿易収支、20:00に南ア・製造業生産高、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、米・週間天然ガス貯蔵量、26:00に米・30年債入札、29:15に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言がある予定だ。対米ドルで上昇したユーロの上値余地に、注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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